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KEN最悪の日(その2)☆ [歴史]

公園で犬に襲われて以来、ママは少々他所のわんちゃんが恐くなってしまいました。
Kenは、どうなんでしょう?

Ken「ママ、あの時はすごく恐かったね! ボク、食べられちゃうかと思った。」
ママ「食べられちゃうって、冗談いえるならまだ余裕ね。」

もう、あんな恐い思いはしたくないと、お散歩の時は細心の注意をはらって歩く事に・・・・
とても悲しいことですが、どんなに親しく近寄って来てくださる飼い主さんでも、連れているわんちゃんの様子と飼い主さんの雰囲気を見て、「いい加減そうな方」に対しては素通りしてしまったりしていました。


そんなに注意をしていても、「落とし穴」はあるものです。

その「落とし穴」にハマったのは、あの公園事件から2,3年後くらいの事でしょうか。

その頃、Kenもまだまだ若く元気だったので、お散歩も日に二回行く様にしていいました。
そして、お散歩のコースは午前と午後は違うコース。
午前は、時間があるのでお散歩コースは、3コースくらいある中から1コースを気分に任せて(気分というのはKenの気分です)のんびり歩き、午後は忙しいので短く決まったコースを毎日歩いてました。

午後になると、学校から帰った子供達が公園や路地などで遊んでいる事が多くなります。
Kenは、ちょっと高い音に怯え、子供達の声に敏感になるのでなるべく子供の少ない時間を選ぶ様にしていたのですが、その日は子供達が鬼ごっこか何かをしていたらしく、わりと多くの子供達の集団に会ってしまったのです。

ちょっと、嫌な予感はしたのですが、子供だし大きな事は起きないだろうと・・・・油断しました!

子供がゴチャゴチャしていて見えてなかったのですが、近くへ行って気付いたんです。
子供の中に一人、犬を連れて居る事に・・・・
その子供が連れていた犬は、すぐにKenをキャッチしすごい勢いで近づいてきます。
犬を連れていた子供は、小学校の三年生くらい。
犬の力に負けて、引っ張られています。
でも、自分の犬とKenを「遊ばせたい」という気持ちは十分に出ています。

しかし・・・・

私は警戒モード。

何故なら、その犬(ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア)はあまり良い評判でない犬だったんです。
子供に罪はないですが、近づく犬に嫌な予感がしたので、リードを持っている子供に「近づけちゃダメ!」と言いましたが・・・・

時、既に遅し・・・・

危ないと思ったので、Kenを引き寄せ様とした瞬間・・・その犬はKenに吠えながな飛びついてきたんです。

犬は、Kenの背中に噛みついてきました。付き
除け様としても、離れない。

何とか引き離し、Kenに怪我がないか調べたら、スタジアムジャンパーを来ていたので怪我をする事はなかったのですが、ジャンパーの背中のヤンキースの刺繍の糸が切れていました。
この刺繍がなかったら・・・・
多分、犬の牙がKenに刺さっていたと思います。
この刺繍があったお陰で、大きな怪我をしなくて済んだのだと思います。

自分の目の前で犬が狂った様に、他人の犬に襲いかかっている姿は、かなりショックだった様で、しばらくその子はボッーと突っ立ったままでした。

私も、腹が立って「自分の犬なんでしょ?! 」(この言葉の後、後ろの方から消える様な小さな声で「ボクのだょ・・・・」という声が聞こえた。が、私はそのまま目の前で犬のリードを持っている子供に話を続けた。)
「自分の犬なら、責任て言うものをもちなさい!」
「犬には何もわからないのだから、良い事悪い子を教えるのがあなたの役目。そして、犬のやった事の責任は犬を連れているあなたにある!自分の犬に対して、責任が持てないなら連れて歩いちゃダメ! 今回は、うちの犬に怪我はなかったからよかったけれど、もし怪我していたらあなたの犬は保健所へ連れて行かれちゃってたのよ。わかった? 本当に気を付けなさいね。」と言った。

その犬を連れて子は、自分の飼っている犬ではなかった様だけど、私に対して言い訳をすることもなく、自分の犬ではないとも言わず、黙って私の顔を見て話を聞き、「ごめんなさい。」と言ったので、
私もその場を去った。

だけど、頭に来たのはその犬の本当の持ち主である子供が、私がその子の友達を持ち主と思ってお説教している間、身を潜めたまま「ごめんなさい。その犬ボクの犬なんです。」と名乗り出て来なかった事。
こんな卑怯な子供の親は、きっと犬の躾などしていないのだろうと思うと、腹が立ってしかたなかった。

この話を家でしたら、やはりパパから「何で警察に言わない!」と、またもや言われてしまった。

でも、今回は犬を連れていた子供は本当の飼い主では無かった事と、その子が言い訳もせず自分の責任を反省している様に感じたんです。
そんな子を巻き込んで騒いだら、この子の心の傷になってしまうのではないかと思ったから、そのまま何もしなかったというのが私の気持ちだった。

そして、それから一週間くらい経った頃、パパと一緒にお散歩をしていたら、例の犬が飼い主のおかあさんと散歩で歩いていて来たんです。
そのお母さんは事件の事を子供から聞いていたのでしょう。
私達を見ると近寄って来て、「先日は犬が、迷惑をかけたそうですみません。」と謝って来た。
謝ってはきたけれど、その顔には心からその言葉を言ってる感じがしない。
近所に、口うるさいヤツが居る様だから、変な事を言われると困るから、取り敢えず謝っとくか・・・・って感じだった。


その事をパパも感じたらしく、「躾の出来ていない犬を、コントロールできない子供に持たせるのはおかしいですよ。今回警察には連絡しなかったけれど、警察に言ったらお宅の犬は保健所行きなんですよ。わかっているんですか。」と言ったら、また「すみません」と言いながら逃げる様に立ち去って行った。

それからです。
その犬と会いそうになると、そのお母さんは進行方向を変え逃げる様に避けています。
犬が凶暴なので、他の犬と関わらせるのは避けた方が良いと思いますが、その避け方は「反省」とか「迷惑を避ける」とかじゃなくて「嫌な人が来たから逃げよう」みたいな完璧に逆恨み。
すごく、気分悪い。

でも、問題の犬ですから避けてもらった方がこちらは助かりますが・・・・

それにしても、その犬は未だに凶暴というかすぐ襲いかかる事が直っていません。
躾をしていないのか、諦めてしまったのか・・・・
うち以外の被害犬は、他にもいるんですよ。

ウエスト・ハイランド・ホワイトテリア・・・・嫌いな犬種じゃないんですけどね。

犬も、きちんとした飼い主に巡り会えないと、不幸ですね。

Ken「あの犬迫力あったよね。 ホント、驚いたよ。急にボクの背中に乗って来て、チクッてしたんだ。ママ、青ざめてたの覚えているよ。」
ママ「そりゃそうよ!Kenより少し大きくて、ウゥ〜とか言ってるんだもの。」


Kenの最悪の日(その2)でした。
(その1)(その2)が終わり、恐い思いはしたけれど、いずれも怪我がなく済みました。
しかし、(その3)・・・・(||||)
次回も、是非ごらんになってくださいね。(^^)








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メグちゃん

Ken君災難続きで怖かったわね。
確かに躾をきちんとしてもらえないわんこは可愛そうです。
もしかしたら、そのわんこだってフレンドリーでお友達がたくさん出来たかもしれません。
わんこの幸せは飼い主の責任なんですもの。
大きな怪我をしなくて良かったですね。
by メグちゃん (2012-02-25 17:00) 

小梅姉

KenくんもMieさんも、びっくりでしたよね。
とにかく、ケガがなくてよかったです。
何で、何もしてないのに急にガブってくるのか・・・理解出来ません。ワンは、飼い主を選べませんからね・・・不幸ですね。
公園で、フリーにしてる小さいワンちゃんの飼い主さんに遭遇します。やっぱり、お約束のうちの子は大丈夫!ってコメントです。
うちは、鉄砲玉なんでもちろん放せませんが(笑)
怖いなぁって思います。


by 小梅姉 (2012-02-25 18:38) 

わんわん

今回の記事はどきどきしながら読ませて頂きました。
でも、血が出なくてよかったぁ〜(汗)
Ken君危機一髪でしたね。。。
それにしても、相手の飼い主さん無責任ですね〜自分のワンコが他人に迷惑をかけてるって事をあまり理解していないようですね。。。本当に困り者です。
次回はいよいよ血が出るの?怖くって読めないかも〜
by わんわん (2012-02-25 18:42) 

Mie

メグちゃんさん

もう、本当にKenと私は歩けば災難に当たるって感じです。(- -;)
恐い思いをしながら感じることは、わんちゃんが楽しい人生を送れるかどうかは、人間に飼ってもらえるかどうかではなく、何もわからない世界で生活するためのノウハウを「躾」という形で教育を受けられるかどうかで、そのわんちゃんの犬生が決まる様な気がします。
と言う事は、ちゃんとした人間に飼われるかどうかなんでしようね。

あれっ? これって、人間の子供でも同じ事いえますね。(^^;)



by Mie (2012-02-26 06:39) 

Mie

小梅姉さん

その犬も可哀想なんですよね。
元々、ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアって猟りの犬の様ですから、小さい動物見ると血が騒ぐのかもしれませんが、
でもやっぱり「躾」の部分が大きいのではないかしら。
そのお宅は、問題の男の子が小学三年生くらいでその下に女の子がいましたが、幼稚園にも行ってないくらいの年齢だったと思います。
まだ、わんちゃんの扱いも分からない年齢の子と子犬との生活は、はっきり言って躾けは無理なんだと思います。
というか、子供の躾も出来ない親ですから、わんちゃんの躾など出来る分けないですよね。
そういう意味では、そのわんちゃんも被害犬なのかもしれません。

近くには、ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアを飼っている方が何人かいらっしゃいますが、そのわんちゃん達は犬を襲うことはありません。

でも、どんなに躾をしていて飼い主との信頼関係が高くても、わんちゃんは動物ですからいつどういう行動に出るか分かりませんから、決して過信してはいけなく、ノーリードなんてとんでもないですよね。

それに、「うちの子は大丈夫」かもしれなくても、大丈夫じゃない子に襲われることだってあるわけですから、その事故をから守る為にも、ノーリードはブッブゥ〜ですよね!


by Mie (2012-02-26 06:56) 

Mie

わんわんさん

そのわんちゃん、未だに何も変わっていないんです。
ということは、Kenとの事件がどれだけ大変な事だったのかがわかっていなかったと言う事なんですよね。
現場をみていないから・・・・なのかもしれませんが、これがKenではなく「小さい子供だったら」と対象を置き換えて考えたりしないんでしょうか。
想像力の乏しい人間て、危機感もないんですよね。
何も、考えられないんだと思うと「哀れな人」で、その家族の中にもまともな考え方が出来る人が一人もいないっていうのは「哀れな家族」としか思えません。

ここの家族のおじいさん等は、自分の犬がどんなのかわかっていないらしく、散歩でわんちゃんに会うと嬉しそうに自分のわんちゃんを近づけてきます。
知らないって、恐ろしいですよね。


そうそう、次は「血が出ます」ハラハラするかどうかは・・・・私がどれだけその時の状況と私自身の気持ちがどれだけ伝えられるかですね。(^^)



by Mie (2012-02-26 07:10) 

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