SSブログ

KEN最悪の日(その1)☆ [歴史]

お散歩は、犬にとって楽しいものです。
色々なわんちゃんに出会い、飼い主同士の会話も出来て、犬も飼い主も楽しい。

でも、そのお散歩で恐い目に会ったら・・・・

Kenは小さい頃、とても社交的な犬でした。
とんなわんちゃにもクンクン「こんにちは!」と寄って行けてたんです。
それが、だんだん犬との関わりが嫌になる様になったのには、人間が好きなだけではなく、この11年間の間にそれなりの事があっての事なんです。

その嫌な事というのは、「嫌な事」というより「恐怖」です。
その恐怖体験も一回だけではなく三回もありました。
一回目と二回目は、ママとKenで・・・・
三回目は、パパとママとKenの三人で。

これから、その恐怖体験のお話を三回に分けてお話しします。
そして、今日はその一回目です。


以前住んでいた家の近くには、大きな公園がありました。
大きな木や芝生等を敷いたりして、自然の中で子供や家族が楽しめる場所で、休日には家族連れも多く、本当に良い所でした。
普段は、犬の散歩に歩く方も多く、私もKenを連れて散歩する事がありました。

そんな公園で、よくお散歩でお会いするロンちゃんというマルチーズとシーズーのミックスのわんちゃんが公園をお散歩中に、犬に襲われ噛まれてしまったらしいのです。
その時、噛んだ犬には首輪はされていましたが、ノーリードで周りを見ても飼い主の姿は見えず、取り敢えずロンちゃんが噛まれ首の辺りから血を流していたので急いで帰り、病院へ連れて行ったので大事にはいたらなかったので良かったのですが、襲って来た飼い主を探す為、公園の管理人の方に噛み付いて来た犬らしい犬を連れている人を見たら連絡をしてもらう様にお願いしたが、結局その犬の飼い主は見つからなかったらしい。

そんな話を聞いて、良くいく公園だったので歩く時は注意していました。

その話を聞いて、数日した頃だったでしょうか。
その公園へ行くと、子供達がよくソリをして遊ぶ丘の斜面に人が二人居て、その付近に犬が2,3頭がうろついていた。
犬の様子から、リードに繋がれていない感じでしたが、飼い主の人は私達に気付いていた様なので、すぐに犬を呼び寄せ、リードに繋いでくれると思っていたが・・・・

読みが甘かった。

飼い主は、私達の存在を確認している事は明らかなのに、犬を繋ぐ気配がない。

それよりも、さっきから犬の様子がおかしい。
ノーリードの犬は、Kenの何倍もある様な大きな犬なのだ。

不安な気持ちで歩いていると、3頭の内の1頭が完全にKenを捕えた様だ。

目が獲物を狙っている目で、姿勢が低い。
歩き方も・・・・

そんな雰囲気に気付いた、他の2頭も同じ様に姿勢を猟りの様な態勢になった。

恐い!

恐い! 恐い!

だけど、私が冷静にならなくては・・・・と思うのだが・・・・
心臓がドキドキして、どうすればよいのかわからない。
正に、「ヘビに睨まれたカエル」である。

犬の歩きが早くなった。
犬達は、なんの相談もしていないが、野生の本能なのだろうか・・・・自然と左右に別れ、獲物を逃さない様に、私達を挟み撃ちにしようとしていた。

これは、思い過ごしではなく、完璧に狙われてる!


恐くなって、「犬を繋いでください!!」と叫んだ。

すぐに、飼い主が犬を繋いでくれると思ったが・・・・


飼い主からの返事は・・・・
「あははははは。大丈夫だよ。遊びたいだけだから。」と言って来た。

信じられない返事。
「遊びたいだけ」って、どういう遊びがしたいというのか。

私達を噛み殺して遊ぶと言ってるのか!

まったく、バカな飼い主はどうにもならないと思った私は、「私がKenを守らなくちゃ、Kenが殺される!」と思って、Kenを抱き上げようとした瞬間、犬達は左右から私達に飛びかかってきた。

驚いて、飛びかかって来る犬達を必死で払いのけていると、それを見ていたバカ飼い主が言った言葉は・・・・

「大丈夫だすら、ジッとしてなよ。」と、必死になっている私に笑いながら言ったのだ。


「お前は、バカか!!!!」
この状況を見て、何が大丈夫と言えるのか。
それとも、私達に犬の餌食になって「死ね!」という意味なのか。

怒りと恐怖と自分の力のなさに、情けなくなって泣けてくる。
でも、私が泣いているわけにはいかない。
私が諦めたら、Kenは本当に殺されてしまうから・・・・

恐怖の中で必死に犬と応戦するが、かなりしつこい犬達でなかなか諦めない。

しばらくして、あまりの長い闘いに最初笑っていた飼い主もやっと「これは様子がおかしい」と気付き、慌てて斜面を駆け下りて来て、犬を止めようとした。

しかし、一度火の点いた犬をおさめるのは飼い主でも大変なのだ。

飼い主でさえ・・・・それも男二人でも3頭の犬をおさえることが出来ない。
それを、私一人で応戦していたのだ。
3頭も・・・・

悪戦苦闘して、やっと犬を捕まえたバカ飼い主は、謝って来たが許せるはずなどない。

しかし、恐怖で言葉がでなくている私を良い事に、飼い主は・・・・


逃げた!

今、思い出すとあの恐怖が戻って来る。

でも、こんなに恐い思いしたのに、この話をパパにしたら「何で警察に言わなかったんだ!」と怒られたんです。

恐怖で声が出て来なくて、飼い主に言いたい事も言えなかったのに、警察への連絡なんて頭働かないですよ。(プンッ!)


Kenは、弱そうに見えるのか、襲われたのはこれだけではなく、恐怖体験はこの後も続きます。
次回も、是非読んで下さいね!(^,<)








nice!(8)  コメント(12)  トラックバック(0) 

nice! 8

コメント 12

小梅姉

怖いです!怖いです!
お怪我が無く、無事に生還出来てよかったです!!
うちも、ランでチョコラブに襲われましたから・・・三度もどーんって!舞は、ただ歩いてただけなんですよ。飼い主は、知らん顔でした。そういう犬は、ランでも放しちゃダメでしょ(怒)マジ、噛まれるって私は思いましたもん。
体の大きさが違うから、ジャレテルだけじゃすみませんよね。
恐怖体験は、全部で3回も!!イヤー、ブルブルブル。

by 小梅姉 (2012-02-22 21:05) 

Mie

小梅姉さん

そうなんですよ。
本当に、悪夢の様でした。(||||)
お散歩の時に、犬同士遊ばせるのって勇気がいります。
よく「うちの子は、優しい子だから大丈夫だけど、そちらはどうかしら?そちらが、いい子なら安心よ。」なんていう人がいますが、過信しちゃいけませんよね。
犬にも相性ってありますから。
知人の方のわんちゃんで、その相手の過信で目に噛み付かれ、目を失ってしまったわんちゃんもいます。

そう、ランも恐いんですよね。
でも、場所によっては大きい犬と小さい犬を分けている所もありますよね。

それにしても、舞ちゃんも災難でしたね。
でも、何事も無くてよかった。(^^)


恐怖体験の二回目は、三回あるうちでは一番軽いものですが、最後の三回目は・・・・

「生きていてよかった!」って感じです。
それはねKenだけではなく、「パパ」もです。
それだけ、すごい話なんでかよ。(- -;)



by Mie (2012-02-23 06:58) 

わんわん

恐ろしい話です(>_<)
MieさんとKen君、その時お怪我はなかったの?噛まれなかったの?大型犬なんでしょ?
それにしても何故そんな危険な犬をノーリードで遊ばせていたのか、飼い主のバカさ加減に本当に腹が立ちます(ー"ー;)
これ以上怖いお話がまだあるんですか〜??
楽しみにしちゃいけないけど、すっごく興味があります〜

幸いな事に、アニーはまだそういう経験がないの。。。
でも、ドッグランでは気をつけないといけないな〜っていつも思います。


by わんわん (2012-02-23 13:34) 

Mie

わんわんさん

そうですね。
わんちゃん同士、仲良くさせてあげたいですが、犬が好きだからって必ずしも「しつけ」が行き届いてるとは限りません。
ちっちゃな事かもしれませんが、しつけをきちんとする人は、犬の排泄物もきちんと始末しますが、「かわいい」なんて言いながら排泄物はそのままって人いますから、そういう人はしつけなんてきっとしてません。

大きな犬を飼っている方が必ずしも、大きな家に住んでいるとは限りませんから、広い公園でのびのび遊ばせようとするんでしょうね。
まるで、自分の庭のように。
でも、公園ですから小さな子供もいるんですよ。
子供に噛み付いたら罪になりますが、犬が犬に噛み付いてもなんの罪にもならず、死んだとしても「器物損壊」物なんですよね。
こういう事が、バカ飼い主の意識を甘くするんだと思います。

この後の話は・・・・「血」が出ます。(- -;)


by Mie (2012-02-23 15:26) 

メグちゃん

MieさんもKenくんも怖い思いをされたのね。
以多摩にある実家に2匹のわんこを連れて行ってたときのことです。
あの辺は散歩に適したコースがたくさんあって2わんこがお気に入りのところでした。
でも実家が近くなった時、近くのバスロータリーの前をリードなしの大型犬が走ってきました。
私たちより前にゴールデンをつれたご婦人がいました。
その走ってきた大型犬がゴールデンに噛み付いたのです。
飼い主さんの背丈より大きくて、飼い主さんは必死でかばっていました。
ゴールデンはクオ~ンって鳴いていました。次に襲われるのは私だと思うと足が震えてドキドキして、とっさにシュナのゆあなと、りりーを
抱きかかえて実家に走って帰りました。
犬を母に預けて、その場所に戻ったら、大型犬の飼い主と噛まれたゴールデンの飼い主さんがもめていました。
逃げちゃったんだからしょうがないでしょうって言っていました。
しょうがないではすみませんよ。ゴールデンは耳から血が出ていました。その方は警察に届けるので名前を言ってくださいと言いましたが、犬同士のことだからなんていいながら戻っていきました。
ご婦人は時間がないから病院に行くといって諦めて帰りました。
本当に馬鹿な飼い主が多くて困ります。
小型犬だったら命も危ういところです。
こういう人に飼われているわんこも可哀想です。
一歩間違えば、行政によって処分されることもあるのですから。
by メグちゃん (2012-02-23 16:25) 

Mie

メグちゃんさん

ヒドイ話ですね。
「逃げちゃったからしょうがない」なんて、理由にはなりませんよ。
逃げたにせよ理由は何であれ、よそのお宅の犬を襲って噛み付いたことには間違いないのですから、非を認め自ら被害に合わせてしまったわんちゃんを病院へ連れて行き治療してもらった上で、きちんとお詫びするのが飼い主の責任なんじゃないでしょうか。

メグちゃんさんのお話の方も私のバカ飼い主も、最後は逃げちゃうんですよね。

犬を飼うというのは、エサやお水をあげるだけでなく飼っている犬の行動も含め全てに責任を持つと言う事を理解して欲しいですし、責任もてない人は犬を飼ってはいけないとおもいます。


その後、ゴールデンちゃんは大丈夫だったのでしょうか?
本当に恐いですね。


by Mie (2012-02-23 21:44) 

yann

しつけのできない飼主に飼われた犬自体も
可愛そうです。
他を襲う犬は、最後は処分されてしまいます。
襲われた方も、たまったもんじゃないですよね。
結局、犬を不幸にするのは
バカ飼主!ですね!

by yann (2012-02-24 14:12) 

Mie

yannさん

動物を飼う人全員が、同じ意識を持っていてくれるといいのですが、そうではないのですよね。
本当に心から家族と思い、我が子の様に思っている人と、ペットとして飼う人とでは、意識が違ってきてしまいます。

動物を家族であり我が子という意識があると、その子を守ろうとします。
守るということは、その子を事故や病気から守るだけでなく、社会から非難されない様に注意をはらうといこともあるんです。

偏見かもしれませんが、動物をペットとしてしか思っていない飼い主に限って、動物への思いが薄く自分勝手な考え方の人が多い。

本当に、yannさんのおっしゃる通り、こんなバカ飼い主に飼われた犬は、かわいそうです。


by Mie (2012-02-24 17:07) 

うさこ

うー こわいこわい;;
kenくんとMieさんがご無事?でよかったです。

1匹でもそんな犬がいたら大変なのに3匹なんて(+o+)

しかもバカ飼い主


バカは 飼う資格ねー!(失礼)m(__)m
by うさこ (2012-03-02 11:10) 

Mie

うさこさん

お返事遅くなってすみません。
そうなんです。
動物を飼っている方がみなさん常識をもった行動が取れればよいのですが、世の中バカでも常識なくてもお金さえあれば何でも出来るんですよね。
資格いらないんですよ。
益々ペット社会になっていきますから、これからは資格あるものだけがペットを飼えることにしたら良いのでは・・・・と思ってしまいます。

ペットもトレーニングするのですから、飼い主もトレーニングですよね。(^^)


by Mie (2012-03-05 12:07) 

シェルビー

Mieさん&Kenくんへ
おはようございます。
過去記事にお邪魔します。
コメント気付いてくれるといいのですが・・・・・。

ウチの家の近所でも、
ノーリードでお散歩したり、
ランでもないのに平気で離して遊ばせている飼い主がいます。

そういう犬や飼い主を見て、
私は怖くなるのと同時に、
無責任だと思い、
マロンは怖がって逃げていこうとします。

すると、
相手の飼い主達は、
「ウチの子はお利口ですから大丈夫ですよ」って笑顔で自慢げに言うんです。

ノーリードでお散歩出来ることが、
飼い主にとっても犬にとっても、
お利口である勲章?

何かが違う気がします。

飼い主には、
『育養義務』というのがあるんです。

其れを守れないようでは、
犬を飼う資格などない!

kenくん、
トラウマになってませんか?
大丈夫でしょうか?・・・・・。
by シェルビー (2012-08-25 05:46) 

Mie

シェルビーさん、Kenのブログを見て頂いてありがとうございます。(^^)
Kenも今日に至迄、本当に沢山の事がありました。
これからも、もっと沢山の事があると思います。
まずは、日々のKenも知って頂きたいですが、過去にどんな事があったか知って頂く事は、飼い主としてとても嬉しいです。
ありがとうございます。(^^)

Kenが犬に襲われたのは、一回だけではないです。
狙われやすい犬なのかもしれませんが、飼い主が居てその飼い主の犬に襲われる事は、本当に悲しく悔しいです。

もともと、犬は大好きで大きな犬でも平気で近寄っていた子ですが、あまりに犬に襲われてしまったせいか、今ではすっかり犬嫌い。(^^;)

困ったものです。(_ _;)


by Mie (2012-08-30 07:06) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。