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お散歩デビュー ☆ [歴史]

新しい家族が増えてとても嬉しい事だけれど、喜んでばかりもいられない。
何せ、生まれて2ヶ月くらいの赤ちゃん。
まだまだ、体もしっかり出来上がっている訳ではないので、ちゃんと育てる為にもペットショップから言われた事は守って行かなくては・・・・。

ちょっと、ここで横道にそれますが・・・・
私が小学校の頃、ケアンテリアを飼った事があります。
その子は、ゴールデンウィークに我が家にやって来た。
連休に、大好きな子犬がやって来たのですから沢山遊びたくて、朝も早くから庭に出して子犬と遊んだんです。
すると、何日かして子犬の様子がおかしくなり、母が病院へ連れて行き診て頂きましたが、症状はあまり良くならず、それからは毎週獣医さんが往診に来られ注射をしていました。
子犬は、いつも元気なくお布団の上に横たわっていて、そんな状態を一年続け・・・・とうとう子犬は亡くなってしまったんです。

病名は全然覚えていませんが、病気になるキッカケを作ったのは私だと思っています。
まだ体の弱い子犬を、朝早くから走り回らせたのですから・・・・

そんな過去を持っていた私なので、新しい家族になったKenを死なす訳にはいきません。

ですから、「基本に忠実に育てる」と固く決心してました。

ペットショップからは、「まだ体が疲れやすく環境にも慣れないので10日間はケージからは出さず、その期間が過ぎた頃から1日15分程度ケージから出して遊ばせ、様子を見ながらケージから出す時間を少しずつ伸ばして行って下さい。」と言われたので実行。

でも、かわいい子犬を目の前にして「触っちゃダメ」と言われ我慢するのって、美味しそうなごちそうを目の前にして「食べちゃダメ」と言われてる様な物。
大人の私が触りたいのですから、小さい娘が触りたがるのは当たり前。
娘を宥めながら、自分にも「だめだめ、今触っちゃったらKenが病気になるから」と言い聞かせてました。

しかし、ちゃんと言う通りにしていたのに、Kenの様子がおかしい。

ずっと、くるくる廻っているんです。
時々、自分のシッポを追いかけたりもして・・・・

ケージの中に監禁状態にしているから、頭がおかしくなったのではないかと不安になり、ペットショップへ行き話してみたら「ストレスがたまっているんですね。」というんです。
ずっと、ケージの中にいるからストレスが溜まったと言うのですが、ケージの中から出すなって言ったのはペットショップの人なのに・・・・

そして、おもちゃを入れるとストレスが解消されるというので、早速おもちゃを入れてみた。
すると・・・・
「おお〜、じゃれてるじゃないですか。」

★Ken「ひどいなぁ〜 ボクの頭がおかしくなったなんて・・・・毎日何もすることなくてつまんなかったんだよ。ママ達、ボクの事無視して構ってくれなかったじゃん!(フン)」
☆ママ「む、無視? ひ、酷いなぁ〜 無視なんてしてないわよ! 気になって気になって、我慢するのたいへんだったのよぉ〜」

そんな感じで、何とか魔の10日間が過ぎ、やっと一日15分Kenをケージから出す事が出来たのですが・・・・

やっと、ケージの外へ出してもらったKenなのですが・・・・

動かない。

出して、置いた場所から一歩も動かずジッとしているKenくん。

どうも、Kenは億病犬らしくケージの外の世界が恐かった様なんです。

★Ken「ちょっと待ってよ、ママ。億病犬って酷くない? ボク、億病じゃないよ!」
☆ママ「そうなの? じゃ、億病じゃなかったら何?」
★Ken「・・・・慎重なんだよ! そっ、慎重な犬なんだよ。ボクは。(エヘンッ)」
☆ママ「(うふふっ)そっかぁ、慎重なんだ。それは失礼しました。」

その慎重なKenは、その後もかなり慎重で絨毯の敷いている範囲から出ることはなかったんです。
どんなに呼び寄せても、絨毯の淵でピタッと止まり絨毯の外へ出る事はありませんでした。

IMG_1480.JPG

そして、4ヶ月が過ぎた頃、いよいよお散歩デビューの時期がきました。

とても慎重なKenなので、急に道路を歩かせようとしてもきっと怯えて・・・・いや失礼。慎重になって歩かないのではないかと思い、お散歩デビューの前にお庭でお散歩の予習をしようと、Kenを抱いて庭へ・・・・

Kenの脇の下にてを入れ持ち上げる。

足の先をそっと、芝生に置こうと下瞬間・・・・
足先が芝生に触れ驚いたのか、サッと足を引っ込めた。
その仕草が、すごく面白く笑ってしまった。
(この時の事は、すごく印象深く私も娘も覚えています。)

★Ken「あぁ〜 またママったらボクがまるで億病犬みたいな言い方してる! ボクは・・・・」
☆ママ「はいはい。 慎重なのよね。」
★Ken「そうだよ。慎重なの。ママに抱かれていて下が見えなかったから、チクッとして・・・・」
☆ママ「恐かったのよね?!」
★Ken「うん・・・・あっ、ううん違うよ。」
☆ママ「はいはい。わかりました。(笑)」

でも、その後何とか慣れたのか、芝生にも慣れトコトコ散策。

IMG_1479.JPG

取り敢えず、お散歩の予習完了!

お散歩デビューは、1月4日だったので寒いと思いブルーのフェルト地にステッチがされたお洋服を買いました。
が、お散歩用のお洋服を買うのも大変。
犬に、洋服を着せるなんて変だと言うパパ。
普段パパに逆らうことはしないのですが、この時ばかりはパパを無視して買ってしまいました。
(でも、残念ながらこの服を着ている写真を見付けられませんでした。何しろ娘の写真と一緒になっている為、かなりの量なので・・・・)

お散歩の当日は、晴。
お散歩日和。
Kenに、お散歩用の洋服を着せ抱っこして家の前の道路へ・・・・

さて、Kenくんのお散歩デビューです。
そして、社会デビューですね。

道路の端に、Kenを降ろした。
すぐに、歩き出すのかと思ったら・・・・
お庭で予習した時と同じで・・・・動かない。(あらあら)

★Ken「億病じゃないんだからね!」
☆ママ「分かってます。慎重なのね。」

いくら待っても動かないので、本当はいけないのだけれど・・・・お外の楽しさも分かって欲しいと思い、取り敢えず先へ進む為、リードを持っていた娘に「走ってみて」と言い、娘が走り出すと・・・・

娘に付いて走り出したKen。
私もパパも後に付いて走って行った。

娘が喜んでいるのはもちろんですが、娘に付いて走っているKenの顔も生き生きしていて楽しそうに見えた。

★Ken「初めてお外っていう所に出て広くて驚いたけれど、空気がとても気持ち良くて、おねえちゃんと思いっきり走ったら、すごく楽しかった。」
☆ママ「そうね。ママもKenが嬉しそうにしている姿見て嬉しかったよ。」

こうやって、楽しく終わったお散歩デビューですが、最初に走らせてしまった為に、走り癖がずっと続いてしまい・・・・苦労する事になったことは言う迄もありません。


★次は、Kenのしつけです。

Kenも色々やってくれました。
是非、またいらして下さいね。






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