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KENとの出会い☆ [歴史]

Kenは、今11歳になります。
我が家に来てから11年。
早い物ですね。

この11年の間には、色んな事がありました。
Kenとの生活に慣れるまでは、辛いこともあった。
Kenも慣れない人間との生活で辛かったと思う。
だけど、今はそれも良い思い出で、その辛かった事はほんの少し。
それ以上に、Kenとの生活は笑いに包まれ楽しい事が沢山です。

そこで、これからしばらくの間は、そんなKenの事を少しずつ思い出しながら、Kenと一緒にお話して行きたいと思いますので、ぞうぞお付き合いください。

第一回目は・・・・

「KENとの出会い」

11月3日は、Kenと私達家族が出会った日です。
あの日からもう11年が経つんですね。

Ken「ねぇママ、何でボクはこのおうちに来たの?」
ママ「まぁまぁ、そんなに焦らないで。これからそれを説明するのだから。」

そう、何故Kenを我が家で飼う事になったか・・・・
それは、我が家に子供が一人しかいなかったからなんです。

大人の中に子供が一人というのは、我が儘になって人に対しての優しさや思いやりが欠けた人間になるのではないかと、ずっと気になっていたママ。
じゃ、もう一人子供を・・・・と思っても、そう簡単に出来る物ではない。
そこで、動物を飼う事で心の教育をしようと思った。

そんな時、あるコンビニの前に毎朝ちょこんと座って、飼い主の買い物が終わるのを待っている一匹のM・シュナウザーに出会った。
そのわんちゃんは、赤いバンダナをし道路に向かって座り、道を行き交う人を黙って見ているんです。
吠えもせず、ずっと同じ姿勢。
その姿は、健気で涙が出ちゃいそうなくらい。

そのわんちゃんを見た時から、「犬が飼いたい」と思ったんです。

しかし、Kenを我が家へ迎えるまでには、そんなに簡単ではありませんでした。

Ken「えっ!? そうなの? なんで?」
ママ「んー、それは・・・・まぁ、話をきいて。」

犬を飼うのに、一番の強敵がいたから・・・・
それは、我が家の大黒柱のパパです。
パパは、動物を飼ったことがなく、動物と一緒に一つ屋根の下で暮らす事に抵抗があった。

ママは、物心付いた時には既に家には犬がいて、その後も殆ど犬の居る生活だったから、逆に家に犬が居ないのは少し寂しかった。
でも、結婚してしばらくはマンション暮らしだったので、犬を飼う事は頭の中から消えていた。
だけど、子供が生まれ一戸建ての家に引っ越し、コンビニであのM・シュナウザーを見てしまったママは、心の奥底に合った「犬を飼いたい」に火が点いてしまったのだ!

Ken「あれっ! ちょっと待ってママ。ボクを飼う事になったのは、おねえちゃんに兄弟を作る為、心の教育の為だったんじゃないの?」
ママ「(ドキッ) あははっ、Ken男の子は、そんな細かい事は気にしないものよ!」

それからというもの、ママは毎日「犬が欲しい。」「玲名(娘の名前)の為にも、犬がいた方が優しくて思いやりのある子になるわ!」と言い続けた。
外を歩いている時も、かわいいわんちゃんを見付けると「あっ! 可愛い。あんなわんちゃん居たらいいなぁ」と娘と一緒になってパパを説得。

しかし、パパは「うん」とは言わなかった。

「犬が飼いたい」と言い続けて、一年が経った頃の事です。

パパが突然「ママは、M・シュナウザーが良いんだよね。前からずっと探しているんだけど・・・・ここは、赤ちゃんからじゃなくてある程度成長した子を売っているんだけど、今度見に行ってみよか?」と言ったんです。

もう、ビックリでした。
正直、一年言い続けても「うん」と言わなかったので、「もう無理なんだ」と諦めかけていたので・・・・

Ken「ねぇ、ボクってM・シュナウザーだったの? てっきり、シーズーだと思ってた!」
ママ「やぁ〜ね、Kenはシーズーよ。」
Ken「だって、今ママがM・シュナウザーって言ったじゃないか!」
ママ「そ、そうだけど・・・・黙って、先を聞いてね。」

そして、早速パパの探してくれたM・シュナウザーを見に行きました。
気に入ったら、もう連れて来ようとパパが言ってくれたので、もう気持ちはルンルン。

しかし・・・・
楽しみに見に行ったわんちゃんは、私の思い描いていたM・シュナウザーとはかけ離れていて、犬を飼えるなら「何でもいいか」なんて事も言えないので、諦めて帰って来ました。
でも、パパが犬を飼う気になってくれたのですから、このチャンスを逃してはいけないと思い、近くのペットショップへ一人で行って見ました。

お店へ入り、犬の入っているショーケースに向かって歩いて行くと、右端の真ん中にいたワンちゃんが、私と目が合うなりピョンピョン跳ねてアピール。(様に見えた。)
そのわんちゃんが・・・・Kenだったんです。

Ken「そうだ! ボクも覚えているよ。ママがボクを見て優しく微笑んだの。」
ママ「あら、Kenもママを見付けてくれたんだ。」

それで、その話をパパにしたら「今度のお休みに見に行こう。まだ居たら、きっと縁がある犬なんだよ。」と言ったので、長いお付き合いになるのだから、慌てずじっくり考えるためにもパパの意見に同意。

そして、11月3日に家族揃ってペットショップへ。
すると、私が見付けていたわんちゃんはちゃんと私達を待っていたかの様に、私と目が合うとまたまたピョンピョンと跳ねてくれた。
まるで「待ってたよぉ〜」といってる様でした。

お店の方に抱かせてもらった時は、ふわふわで片手で持てるくらいの小ささ。
その小さな印象は、今も私達家族の頭の中にハッキリ残っています。

この写真が、我が家に来た頃のKenです。

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Kenを連れて帰る車の中で、名前を何にするか娘と沢山考えながら、箱の中に入って「何処にへ連れて行かれるのか・・・・「早く出してよ!」とカサカサ音を立てている我が家の長男を気にしつつ、正直これからの生活が大丈夫か、嬉しいながらも多少の不安を感じていたママでした。



ここまでが、Kenとの出会いです。
この次は「Ken」という名前について書きたいと思います。

興味を持っていただけたら、是非また遊びにいらしてくださいね。(^^)





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